[アップデート] Amazon SESがアカウントごとのサプレッションリストをサポートしました
AWSを愛する皆さま、こんにちは。 アメリカ渡航に必要なものをやっと買い始めた、コンサルティング部の西野(@xiye_gen)です。
Amazon SES Announces Account-Level Suppression List
Amazon SESがアカウントごとのサプレッションリスト(Account-Level Suppression List)をサポートしました。 アカウントごとのリストが用意されたことによりEmailアドレスのクエリが可能となっているので、送信レピュテーションや到達率の改善に役立ちそうです。
目次
Amazon SESについておさらい
下記の弊社ブログ記事をご参照ください。
Amazon SES全般について
バウンスや苦情について
Account-Level Suppression List vs Global Suppression List
今回追加されたAccount-Level Suppression Listと従来のGlobal Suppression Listについて主要な点を比較してみました。
Account-Level Suppression List | Global Suppression List | |
---|---|---|
リストの管理単位 | リージョン・アカウントごと | リージョン内の全アカウントで共通 |
リストからのEmailアドレスマニュアル削除 | Amazon SES API | マネジメントコンソール |
リストからのEmailアドレス自動削除 | 原則として自動削除されない | 追加から14日間経過後に自動削除 |
リストへのEmailアドレスマニュアル追加 | Amazon SES API | 不可(ハードバウンスが生じた際自動で追加) |
リストのクエリ | Amazon SES API | 不可 |
詳細な内容については下記のドキュメントをご確認ください。
Using the Account-Level Suppression List
Account-Level Suppression Listの有効化
2019年11月25日以降にAmazon SESの使用を開始した場合、デフォルトで有効化されております。
2019年11月25日以前から使用している場合はPutAccountSuppressionAttributes
APIを使用して有効化できます。
サポートされているリージョン(2019/11/26時点)
- US East (N. Virginia)
- US West (Oregon)
- Europe (Dublin)
- Europe (Frankfurt)
- Asia-Pacific (Mumbai)
- Asia-Pacific (Sydney)
終わりに
このブログがほんの少しでも世界を良くできれば嬉しいです。 コンサルティング部の西野(@xiye_gen)がお送りしました。